信仰は、何か存在しているものを信じること、または、その存在を証明することができない何かを信じることと定義することができます。多くの宗教がこのようなに基づいていますが、動物の世界においてもまた同様です。
1. 子羊
キリスト教において、イエスのことを世界の罪を取り除いた神の子羊と呼んでいることは、この動物と信仰との関係性が際立っていることを十分に示しています。子羊はキリスト教の象徴性を表すもののなかで、犠牲のために使われた動物として大きな存在感のある動物です。
2. ハト
聖母マリアが受胎したときに現れた鳥がハトであった瞬間から、ハトが信仰と関わりがある動物であることに疑いはありません。人間がどのように妊娠するかを誰もが知っていることからも、ハトは神が別の方法を見つけた、という信仰の象徴であることに間違いはありません。
3. ラクダ
ラクダは信仰と関連性のあるまたもうひとつの動物です。ラクダはその生涯の大部分を危険に満ち溢れた環境で過ごし、また、砂漠での長い旅を終えた後にだけ食事と水にありつくことができます。旅の終わりには報いがあるという信念を必要としており、そうでなければとても難しいのです。また、旧約聖書では生まれたばかりのイエスのために旅をした東方三博士などのエピソードに登場する動物でもあります。
4. 鮭
鮭が川の流れに逆らい、上流にたどり着くためには自己の可能性を信じる気持ちが必要です。そして、どんな時も諦めることはないのです。鮭のこの生態こそがどんな逆光にあっても自分の強さを信じるということの象徴となっているのです。
5. ヤギ
鮭の場合と同じように、ヤギも山の頂上まで到達するための信念をもっています。そうでなければ命を失いかねない高さまで登ろうなどとは思わないはずです。ヤギが象徴するのは、絶対的な存在に対する信仰ではなく、大きな目標へ近づくことへの信念です。
6. つばめ
つばめは新しい良い知らせと関連性があり、聖書では神の子が誕生したことを知らせる動物として登場します。そのため、つばめの到来は何かいいことが起きる兆候として解釈されたり、より良い時代が到来する兆候と考えられているのです。