辛抱強さや根気強さは賞賛に値する美徳ですが、生き物の中にもこの特徴を見ることができます。そのため、そのような動物の行動から辛抱強さの象徴とされる動物たちがいます。どんな生き物が辛抱強さのシンボルとなっているか、見ていきましょう。
1. アリ
アリは辛抱強さの良い例です。アリはどんな道でも進んでいきます。アリの行き先をふさぐために障害物を置いたり、どかしてみたりしても、アリはまた同じ道に戻ろうとするでしょう。
2. ツバメ
渡り鳥のツバメは毎年、温暖な気候の土地へ向かう同じ旅を繰り返すことから根気強さを連想させます。何があろうとも、ツバメは必ず旅立つのです。
3. 亀
亀と根気強さのイメージとの関係は、有名な童話ウサギとカメによるものです。この童話は一番足の遅い生き物である亀と一番足の速い動物ウサギの競争のお話で、成功は能力の有無によって決まるのではなく、諦めずに努力した者が手にするということを教えてくれています。普通なら勝って当然のウサギですが、遊んで時間を無駄にしてしまったため、進みは遅いけれども一歩一歩着実に進むカメに先を越されてしまった、というお話です。
4. ビーバー
ビーバーは枝と泥を使って川をせき止める堤防のようなものを作ります。ビーバーは川の流れが止まらないことや、多くの場合、作った堤防が水に流されてしまうこともよく知っていますが、かといってこの作業を止めることはありません。ビーバーが流れを止めることのない川と対峙し続けることを想像すれば、辛抱強さのシンボルとなることは簡単に理解できますね。
5. 鮭
川との関係で根気強いといえば、鮭です。淡水魚の鮭は産卵のために川を遡上します。こんな難しいことはやめて他のところで産卵すればいいのに…でも鮭はあきらめません。川の流れに逆らい上流にたどり着くために努力し続けます。鮭はこのことからも、とてつもない困難にも立ち向う根気強さを明らかに象徴しているものということができます。
6. キツツキ
キツツキの忍耐強さほどわかりやすいものはありません。この鳥は突っつくものがどんなに硬いものであろうと怯むことはありません。どんな大変な仕事であろうと、継続力によって目的を達成します。木の幹をつつくインパクトがどれだけ小さいものであっても、キツツキは小さなインパクトの積み重ねの成果がどれほどのものか知っていているから大丈夫なのです。
7. ミツバチ
忍耐力と仕事は深く関係しています。ミツバチはその命を巣を作るために捧げ、仲間のためにはちみつを作り続ける信じられないくらい働き者の虫です。命をこの仕事にささげ、他の仕事をしようなどと考えることはありません。ミツバチは誰も食べ物に困ることが無いよう、働いて働いて働き続けます。